早良の家

 

所在地  福岡市早良区

主要用途 専用住宅

構造規模 木造2階建

敷地面積 157.69㎡

延床面積 137.87㎡

竣工   2017年

施工   (有)桑野組

サポート フォルツァ(株)

撮影   hariagne yousuke

 

福岡市早良区の、傾斜のある住宅地に建つ二世帯住宅です。

敷地より4mほど低い西隣の公園の、大きな桜の木との関わりが主要なテーマでした。

北側の前面道路も、敷地の地盤より低い位置にあるうえに傾斜が付いています。

このような敷地に対して、できるだけ断面に無駄が生じないように所要室をスキップ

させながら配置していった結果、5段の床レベルを持つお住まいとなりました。

主室西面の窓は5mの幅があって、公園の桜や三瀬方面の山並を望むことができます。

そこから60㎝ほど上がったアトリエからは、また違った視点で桜を楽しむことができます。

さらに60㎝ほど上がったところに、お母様の寝室とウォークインクローゼットがあり、

ここは階段の踊り場から出入りする高さです。

西日対策のため2階の寝室と外壁の間に吹抜を設けることでできた白い大きな壁も、

風景を切り取る横長窓と同じくらい魅力的なものに感じられました。